フランスではメグレ作品のほとんどはポケット版スタイルで出されています。サイズは日本の新書版より少し長めの縦17.7cm、横10.7cm です。メグレ作品の出版に関しましては、数年ごとに表紙のデザインが変化してきました。しかしどのシリーズにしても版権の関係からか、あるいは読書マーケットの問題からか、全作品を網羅したものはありません。僕の原語版の所蔵本についても、大学の仏語の教授から譲り受けたもの、先輩から引き継いだもの、自分で古書店や洋書店から購入したもの、インターネット書店やネット・オークションから入手したものなどがありますが、表紙のデザインについては多様なものとなっています。ここに分類してみたのは、その時代ごとのデザインの特徴を比較・紹介しようと思ったにすぎません。このデータ作成に際しましては、下記の方々の所蔵する本の画像の提供にご協力いただきました。ここに改めまして感謝いたします。記載に誤り等がありましたら yuutsu-lj@infoseek.jp あてご一報いただければ幸いです。
2005年03月 写原・記
※資料協力者(謝意avec reconnaissance): 雲野充郎氏、雄馬助さん、Rogerさん、emouluさん、J.H.さん、celerieさん、Trusselさん、Jacque-Yvesさん(追加予定あり)
* 本の出版年月は、最終ページにある印刷完了(Achevé d'imprimer) の日付から採取していますので、最初の発行年ではなく、増刷分の場合もあります。作品は少なくとも1回はどこかの版のサンプルの中に掲載されています。
1. 最新版(黒色版; Courante)
2. タラスコフ版(灰色版;Taraskoff)
3. シムノン生誕百年版(Centenaire)
4.ルースタル版(Loustal)
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